Drupal川柳作ってみた
新田 幸子こんにちは!Drupal芸人エンジニアの新田です。今年は同僚に引きずり出されまして、私で良いんか?と迷いつつQiitaのアドベントカレンダーを主催させていただきました。参加者募集中です。よろしくお願いします(懇願)(懇願)(懇願)コミュニティ貢献の一環だと思ってどうか一つ(土下座)(土下座)(土下座)
今年はAdventar.orgにもアドベントカレンダーを作っていただいてるので(ありがとうございます!)、両方盛り上げていきましょ!
というわけで今回はDrupalあるあるネタで川柳を作りました。クスッときたり、あるあると思っていただけたら幸いです。
ローコード と言いつつ裏では 多(おお)コード
ローコードで開発できるのがDrupalの強みだけど、きつい要件で下手にコアとコントリビュート組み合わせて沼るより、カスタムモジュールで対応したほうが工数がかからなく済んで、パフォーマンスもメンテナンス性もいいことがある。それを見極められるのが、真のDrupal Developer...
CMS 簡単でしょと 誰が言う
弊社のエンジニアの言葉を借りると、8からのDrupalは「Symphonyフレームワークを拡張してCMSライクにしたもの」で、CMSだから簡単でしょ〜って言われると全然そんなことないんですよね。CMSっていう見た目と裏腹に中身はゴリゴリのWebフレームワーク。プライベートで別のWebフレームワーク触ることもあるんですけど、ファイルの役割とか拡張方法とか、理解するのにそんなに苦労していないのはDrupalで鍛えられたおかげかなと思ってます。Drupalおもしろいって言ってくれて、なおかつぐんぐん成長してくれる新人さんは大事にしていきたい。
ちょっと待て 怪しい業者に ご用心
Drupal開発の経験がほとんどないのにものすごく低い単価で案件を請け負う業者があるようです。Drupal開発は付け焼き刃でなんとかなるほど甘くはないです。WEB担当者の皆様お気をつけくださいませ〜!
ORG(オルグ)より 気軽に質問 GPT
ChatGPTが4になってから格段に性能が上がって、開発のことならなんでも聞ける相棒になりましたね。誰かに聞きたいけど、どこで聞けばいいの?Drupal.orgは英語だからちょっと気が引ける。って思って放置してたことも全部GPTが丁寧に教えてくれる。しかも、細かいAPIの使い方などはGPTでサクッとわかるようになったので、全体的な構成とか、APIの新しい活用方法とか、よりクリエイティブな方向に頭を使えるようになって、開発が楽しくなりましたよね。今年はありがとうGPT。来年もよろしくGPT。
ヘッドレス そんな機能も ありました
4、5年くらい前だったか、ヘッドレスCMSブーム乗っかったDrupal公式によってJSON:APIやGatsby.jsとの組み合わせが激推しされていたころがありましたよね。でも、今日にいたるまで少なくとも私のいる界隈では全然流行らなかったです。デジタル庁もNext.js+Drupalから普通のDrupalに。でもこのご時世DOM吐けるって逆にすごいですよね。しかもカスタマイズし放題だしパフォーマンスも悪くないし。うちらはこれからもDOMを吐いていく。
Hookなど いらないという 新世代
D10あたりから入った人たちって、プラグインとかイベントでオブジェクト志向的に拡張することに慣れているので、「Hookって何のためにあるのぉ?」っていう人が多いと思うんですけど、なんでもかんでもHookでなんとかしていた世代から見ると新世代!はっと気付かされることも多く勉強になります。でも俺のhook_tokenだけは置き換えられないぜ。(多分)
案件が 大規模すぎて 把握無理
拡張性が高くて億単位の案件でも対応できるのがDrupalの強みなんですけど、案件が大きくなればなるほど機能も要件も多くなっていき、エースとして戦える人材も絞られる。一個一個の要件把握してて、なおかつ全体的な構造にも気を配れる人。そんな人材は希少なので大事にしたほうがいい〜〜
管理画面 だけならいいな 神案件
Drupalの管理画面は拡張性が異常なんですよね。フォームでも一覧画面でもサクッと作れちゃう。デフォルトテーマがClaroになって見た目もおしゃになったし。フロントは最低限で管理画面がメインの案件、あったらいいのになぁ!
エンティティ システム界の 欲張りパック
Drupalの一番のチャームポイントって、どこだと思いますか?私はエンティティシステムだと思います。管理画面からエンティティ作っておけば、ゆりかごから墓場までエンティティAPIがお世話してくれる優しい世界。Drupalバックエンドはエンティティを中心に世界を回しておけば間違いない。今年はありがとうエンティティ。来年もよろしk
というわけで、Drupal川柳でした。
それでは来年もHave a great Drupal year ~~~
新田 幸子/ Drupalエンジニア
北海道在住のDrupalエンジニアです。バックエンドを主に担当しています。コアやコントリビュートでどのような処理が行われているのかを調査・分析したり、知識を共有するのが好きです。趣味はドライブ、猫と遊ぶことです。
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