【初めての】PHP Conference


2025年6月28日(土)のPHP conference2025に参加しました!!
人生初めてのPHPconferenceに参加した感想を書きます!!
概要
日付 : 2025/6/28(土)9:30 ~ 17:35
場所:大田区産業プラザPiO
HP:https://phpcon.php.gr.jp/2025/#schedule
メイン会場
会場はここだけかと思ったのですが、建物全階使って、いろんなセッションを同時に行なっています。
メイン会場ではブース展示があったので、気になるセッションを1階から4階まで上り下りしながら、隙間時間で見ていました。
ブース展示もPHPの問題が出てきたり、開発あるあるを共有したり、面白い展示がたくさんありました!(ノベルティもたくさん、、、、)
セッション
今回参加したセッション一覧はこちら!!
- CI/CD/IaC 久々に0から環境を作ったらこうなりました
- ちいさくPHPUnitをつくり、仕組みと拡張ポイントを探る
- 明示と暗黙 ー PHPとGoのインターフェイスの違いを知る
- 「Chatwork」の認証基盤の移行とログ活用によるプロダクト改善
- LaravelとInertia.jsで始めるモダンフルスタック開発
- 設計やレビューに悩んでいるPHPerに贈る、クリーンなオブジェクト設計の指針たち
- PostgreSQLのRow Level SecurityをPHPのORMで扱う Eloquent vs Doctrine
各セッションの概要と感じたことを軽く紹介します!
【CI/CD/IaC 久々に0から環境を作ったらこうなりました】
入場が遅れて途中参戦だったのですが、最初は会社の内情でCI/CDでの制約の話から実際に、ハードからどう整えていったのかが印象的でした。
セキュリティについても細かく言及されていて、コードの動的チェックや、ライブラリの自動アップデート、脆弱性の一元管理など実際に使われている内容が知れてよかったです。
ただ次のセッションがちょうど被ってたのでその辺りで途中退室となってしまいました。。。
【ちいさくPHPUnitをつくり、仕組みと拡張ポイントを探る】
このセッションはとにかくスピード感がすごくて頭の理解が追いつくのが大変でした、、、
PHPUnitが具体的にどのような実装になっているのかを、デザインパターンの切り口から解説し、その特徴からどのように拡張していくのがいいのかをわかりやすく説明されてました。(知らないデザインパターン調べてたら途中で置いてかれた。。。)
ライブコーディングでのテストの実装は圧巻でした。。。一番盛り上がってたかも知れないです。
【明示と暗黙 ー PHPとGoのインターフェイスの違いを知る】
他とちょっと毛色が違って、モダンなGoとの比較でした。
「心はPHPer、体はGopher」というキャッチコピーがとても印象的に残っています。
その中で面白いなと思ったのが、言語間のインターフェースの価値観の違いについてでした。
GOはユースケースを発見するもの(消費者目線が強い)
PHPはユースケースを提供するもの(実装者目線が強い)
この二つの感覚は改めて、「ユースケースってなんなんやろ?」と思わせてくれてめっちゃ面白いと思いました。(あと言葉選びがわかりやすい。。。。)
【「Chatwork」の認証基盤の移行とログ活用によるプロダクト改善】
Chatworkの認証をAuth0に移行するタイミングで、SDK内のログをどのように手厚くするか
ビジネスイベントのログ(ユーザーの行動とか)をどのように実装するか
が解説されてました。
少し理解するのが難しかったですが、拡張性を担保しつつ、実装したログで、実際にプロダクトの改善がされいっている過程が見れて、ログの大切さを実感しました。。。
【 LaravelとInertia.jsで始めるモダンフルスタック開発】
Laravelはまだ触ったことないですが、SSRの実装の課題感や、部分ロードの工夫が実際のコードを交えて説明していただけました。
スライド自体をこの技術で表現しているので、わかりやすかったのもあります。
とてもSSRとは思えないようなインタラクティブな挙動を表現できて、そういう手段もあるのかぁと勉強になりました。
【設計やレビューに悩んでいるPHPerに贈る、クリーンなオブジェクト設計の指針たち】
クリーンなコード(認知負荷が低いコード)とはどういうものかから、アーキテクチャレベルのクリーンさ読みやすさと、チーム間での実装の認識を合わせる方法がとても具体的で、僕的に、難しかったですが、面白かったです。
各レイヤーで責務を意識したオブジェクトと、それらが持つべきメソッドについて、なんとなくだったものの輪郭が少しはっきりしたように思えました。
【PostgreSQLのRow Level SecurityをPHPのORMで扱う Eloquent vs Doctrine】
supabaseとかでなんとなく知っていたRLSですが、どのような仕組みなのか全くだったので、実態がわかってとてもいいなと思いましたが、結局クエリーでやってるのかという残念な気持ちも正直あったり...(理解が浅いだけかもですが、、)
ですが、実務レベルでORMの選定基準(結局シンプルなのがいい!!)がストーリー含めてわかったのがとても良かったと思います。
まとめ
初めてのPHPカンファレンスでしたが、とても楽しめました!!
PHPのネタはもちろんですが、プログラム全般、プロジェクト全般に言える考え方を結構重視してるセッションが多く、PHPをゴリゴリ書かない僕でも面白いと思えました。
多分詳しかったらもっと楽しかったんだろうなぁと思いつつ、その思いをバネに今後も頑張っていきたいと思います。

苅田 玻優世/ フロントエンドエンジニア
フロントエンドの実装や、スタイル適用を担当しています。
話題のRTX5000番台は買えてないですが、RTX3060tiを知り合いから安く入手したのでギリギリのATX電源で稼働させてます。
最近緑黄色社会のMela!にハマってます。