インターンとして入社してから2ヶ月で感じたこと

フジイ

はじめまして、藤井といいます!
今年の4月からインターン生としてモチヤに入社し、マーケティングのアシスタントをしています。
大学では、政策と他の学問(心理や統計など)を絡めた勉強をしており、IT業界とは無関係の文系学部に所属しています。

第一志望の大学に入学できなかったことから、就活の遅れを取り戻すべく、大学1回生の春に長期インターンを探し始めた私はたくさんの問題にぶつかりました。

「大学とはどうやって両立するの?」
「都市部以外でのインターンが見つからない!」
「そもそも長期インターンって何するの?」
「インターンって大学3回生からだよね?」
「アルバイトと何が違うの?」

こういった疑問を解決できないまま、新生活の忙しさを理由に断念しました。
しかし、2回生になる春休みにもう一度挑戦し、今は刺激的な環境で働かせていただいています。

そこで今回は、どのように長期インターンを探して面接の対策をしたのか、さらに実際に働いてみて感じたことをまとめました。
これから長期インターンをしたいと思っている方や、マーケティングインターンについて知りたい方の参考になれば嬉しいです。

 

入社するまでの経緯

私は元々、子供が生活する福祉施設の学習環境を整えたいという理由から公務員を目指していました。
しかし、今の自分では、公務員試験の勉強をして制度を変えるために動くことはできても、実際に変わった環境で子どもたちの役に立つようなものを提供できる技術がないことに違和感を持つようになりました。
そこで、制度を変えるだけでなく学習 AI 等新たなツールの開発や導入に携わることも環境改善に繋がるのではないかと考えるようになりました。

デジタル機器に関する知識が全くなかった私はネットを駆使して調べたところ、どうやら AI やツールの設計にはプログラミングというものが必要で独学での習得は困難であるということを知りました。

さらに、今までは公務員以外の選択肢を想定していなかったため、民間企業に就職することを考えたときに、就活における自分の軸があまりにも少ないことに気が付きました。
特にBtoBの業種については、目に触れる機会がほとんどないこともあり、何をしているのかすら想像がつかない状況でした。

そこで、プログラミングの知識を身につけたい、就職にあたっての自分の傾向を知りたいという理由から、未経験可のエンジニアを募集している企業に長期でインターンすることが近道なのではないかと考えました。

しかし、1年前に求人を探したときには長期インターンを受け入れている会社があるのは東京や大阪などの都市部がほとんどで、そもそもの労働条件が合わないところがかなりありました。
また、せっかく採用してもらえるのであればできる限り大学卒業まで続けたかったので、企業とのミスマッチは避けたいと思っていました。
加えて、長期インターンに挑戦した友人が、友情商法やいわゆるブラックインターンに引っ掛かっている姿を目の当たりにしていたことから、少し不安な気持ちもありました。

これらの考えから、

  • リモートワーク可能な地方学生向けのインターンを探す
  • 自分ができないことはできないと伝える
  • 1つの会社に固執せず、求人や面接で違和感があれば断る

という指針のもとでインターン先を探すことにしました。

大手のエージェントでは、地方学生向けのインターンが見つからず苦戦していたところ、たまたまSNSの広告でCOMPUSという地方の学生のためのインターン求人サービスを見つけ、すぐに登録しました。

コンパスサイト

 

未経験者を受け入れてくれるところ自体がかなり少なかったのですが、エンジニア以外の分野の方とも一緒に働ける学習環境が充実している利用ユーザーの目線や体験を意識したお仕事を見ることができる等の理由からモチヤに興味を持ち、応募することにしました。


面接では以下のような質問を受けました。

  • なぜ未経験からエンジニアに興味を持ったのか
  • 大学ではどんな勉強をしているのか
  • どういった就職先を探す予定か
  • 働ける期間
  • バイト、サークルや他の会社でのインターン経験
  • 自分が入社することで会社にとって何が利益になるか

IT業界について何も知らず、変に取り繕っても意味がないと思っていたので全て正直に答えました。

志望動機は、プログラミングの修行をしながら職業体験ができる都合のいい場所を提供してください!と言っているようなものだったので、技術的な能力はなくてもせめて熱意があることは伝えようとしました。

「作業は自分の可能な範囲で最速でこなす」「指摘をいただいてもめげすに受け止めてすぐに改善する」「分からないことは放置せず調べて解決できなければ質問する」など、一つ一つは当たり前ですが一つでもできていないと支障が生じる点を話しました。

そして面談から数日後に採用の連絡をいただき、翌月より実際にモチヤで働くことになりました

面接結果が未確定の状態の時に、私物のパソコンに対応しているアンチウイルスソフトをわざわざ調べて導入方法を教えてくださったことに感激したので、一緒に働けることになって嬉しかったのは今でも鮮明に覚えています。
 

実際に行っている仕事について

色んな職種を経験してみたいという私の意向を汲んで下さり、プログラミングの学習もしつつ、まずはマーケティングのアシスタントを任せていただくことになりました。
仕事内容は主に以下のとおりです。

  • 開発物のテスター
  • サイトの検索順位チェック
  • ブログ記事の修正
  • 競合調査

テスターの業務では、与えられたテストシナリオに沿って何種類かのデバイスを用いながら、正常に操作するかを確認していきます。項目を変えて同じ作業を繰り返すので根気が必要ですが、1つでも確認不足があると多方面に迷惑を掛けることになるので慎重に行います。
私がテストしたものはほとんどバグがありませんでしたが、開発での地道で大変な部分が垣間見れたような気がしました。

実際のテストシナリオ書
実際のテストシナリオ書

 

サイトの検索順位チェックは、ツールを用いて順位を見ながら実際に検索して確かめます。
検索ワードによって上位にくるサイトの種類が違うので、今まで気にせずに見ていた他サイトの構造や見出しの付け方にも注目するようになりました。

ブログ記事の修正作業では、良い文章というのは、目新しい言葉をふんだんに使った見栄えの良い文字列ではなく、読む人が違和感を持つことなく要点を理解できる文章であると学びました。そして、実践する中で、後者のような文章を作ることがどれほど難しいかを実感しました。

他社のサイトを分析する競合調査によって、どんな文章が見やすいのか、アクションを起こしたくなる表現について以前より考えるようになりました。また、Googleドキュメントやスプレッドシートを使って作業をすすめていくので、便利な機能がたくさんあることを知りました。
 

仕事に取り組むにあたって

全ての作業を簡単な内容から任せてくださったので、入社してから今日まで、大きな壁にぶつかることはほとんどありませんでした。
しかし、今まで経験したことのない新しい環境で悩むことが多くありました
入社して間もない頃は、SEOとCEOの区別もつかなかった私にとって、受けた指示を理解することも難易度が高く、かなり苦戦しました。
また、普段から見落としが多く、すぐに目が滑ってしまうため、正確性が求められる仕事に対するプレッシャーを感じていました。
さらに、アルバイトと違って目に見える成果が少なく、短期間で、自分だけで完結しないことから不安になることがありました。

このネガティブなループを、先輩からご教示いただいたことを実行して断ち切ることができました。

具体的な行動・考え方は以下の3つです。

  1. 成長記録をつける
  2. 学んだ用語をストックする
  3. 優先順位を明確にする
     

1.成長記録をつける

具体的には、時間計測を見ながらその日に行った業務、何を学んで、躓いたところはどこなのか、自分が成長したと思うこと、反省することなどを書き出しています。
成長度を可視化することができるので、なんとなく働いて1日が終わったということが無くなりました。仕事に慣れて新鮮さがなくなったときにこの習慣が自分を救ってくれると言われたので、今後も続けていきたいと思います。

実際の成長記録の写真、モザイクをかけてあります
実際の成長記録の写真

2.学んだ用語をストックする

毎日新しく覚えた用語をまとめていきました。
単純に、復習する機会を増やすことで言葉を覚えやすくするという目的もありますが、毎日数が少ないと新しい単語を覚えるために勉強をしようと思えるなど、学習意欲の向上にも繋がりました。

一度説明してもらったけれど忘れてしまった言葉は、シート内で検索すればすぐに見つけることができます。また、先輩が毎日の業務説明のときに〇〇の意味覚えてる?と確認してくださるので定着が早くなりました。

用語集
 

3.優先順位を明確にする

プロに囲まれていると常に自分の能力不足を実感するため、早くスキルアップしたいと思い、あれもこれもとたくさんのことに手を伸ばしてしまいがちになります。
そこで、先輩が言ってくださった「①健康②学校③心の調子④モチヤの仕事」の優先順位を気に留めておくことで、心のブレーキになり、悩みすぎを防ぐことに繋がりました。

加えて、社員の方々が様々な面で考慮し、働きやすい環境を整えてくださっています。
例としては、

  • リモートワークであっても気軽に質問しやすいように、チャットやバーチャルオフィスを活用
  • 大学と両立するために、出勤は週15時間ほど
  • プログラミングの学習機会の提供

などが挙げられます。
柔軟なリカバリーと段階的な仕事の割り振り、適切なタイミングでのアフターフォローがあり、根気強く面倒を見てくださっています。
 

今後の目標

このような恵まれた環境で、初めての長期インターンをすることができて本当にありがたいですが、この環境に甘んじることなくさらに成長していきたいです。

今後の目標は主に、

  • 仕事の記録を続ける
  • 目に見える成果物を残す
  • 業務をこなすスピードを上げる

の3つです。

私はかなりの飽き性で、正直毎日の仕事を記録するのは大変なので、意識的に継続していきたいと思います。

また、学んでいるプログラミング言語を使ってサイト制作やアプリ開発をしてみたいです。マーケター業務で他の職種の方がどんなお仕事をされているのかに興味が湧いているので、学ぶことを制限せずに吸収していきたいと思います。

そして何より、短い時間でたくさんの業務を精度高くこなすことが1番の目標です。そのために、より多くの便利なツールを使いこなせるようになったり、用語やショートカットも積極的に覚えていきます。
新しいことを学ぶのは腰が重いですが、せっかくいただいた環境を有意義に活かしたいと思います。
 

最後に

社会人の方と一緒に仕事ができる環境は、大学やアルバイトとはまた違った角度から、今後の自分の選択肢を大きく広げることができます。
しかし、すべての大学生が長期インターンに取りくむべきだとは思いません。
社員の方と一緒にお仕事をさせていただくということは、「学生だから」では済まされないことが多くあります。生半可な気持ちで仕事をすると会社に迷惑がかかってしまうかもしれません。
ただ、漠然とした不安であと一歩踏み出せない方は、思い切って挑戦してみてほしいです。
勇気を出して新たな世界に飛び込んだ経験は、今後の人生における大きな財産となると思います。

フジイ / アシスタント

インターン生としてモチヤでお世話になっています。マーケティングのアシスタントやテスター業務をしています。

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