【スクショあり】ahrefsの使い方!キーワードエクスプローラーで記事作成
じま
ahrefsは、SEO分析ツールといえば必ず名前があがるほど人気のツールです。
実際に使っている身として便利さに感激する一方、機能が多すぎてわからない、海外のツールで難しそう、などの理由から敬遠している方も見かけます。
確かに、ずらりと並んだメニューや画面は、最初の頃は威圧感を覚えるかもしれません。
しかし、使い方を覚えればこれほど便利なツールもなかなかありません。
ahrefsには公式の解説ブログもあります。
一方でahrefs公式ブログは用語が多く、翻訳のクセもあります。慣れないうちは少しわかりにくく感じることもありました。
そこでahrefsの機能のうち、コンテンツ作成に重宝する「キーワードエクスプローラー」を中心に、スクリーンショットつきで使い方を解説します。
あなたの一助になれば幸いです。
目次
ahrefsとは
海外のSEO分析ツール。
ahrefsには日本語版もあるため、英語が苦手でも安心です。公式解説ブログにも日本語翻訳版があります。
ahrefsには料金ごとに3種のプランがあります。プランによって使える機能が異なります。
一番安価なライトプランは、月額19,900円から使用できます。(2025年12月現在)
ahrefsの機能をいくつか紹介しておきます。
| 機能名 | 主な分析要素 | 何に役立つか |
|---|---|---|
| サイトエクスプローラー | ドメインパワー、被リンク、オーガニックトラフィックなど | 競合分析 |
| キーワードエクスプローラー | 検索ボリューム、上位をとる難易度など | コンテンツ作成 |
| サイト監査 | ページの表示速度、404エラーなど | 技術的問題の洗い出し |
| 競合の調査 | コンテンツギャップなど | 競合分析 |
ahrefsの機能のひとつ「キーワードエクスプローラー」をさらに解説していきます。
キーワードエクスプローラーでできること
主にコンテンツ作成で使う機能になります。
「キーワード」とある通り、キーワードそのものにまつわるSEO分析機能です。
具体的には、キーワードエクスプローラーでは下記の要素を分析できます。
- 上位表示の難易度
- 検索ボリューム
- クリック数
- サジェストキーワード など
キーワードエクスプローラーの実際の画面はこちら。検索キーワードは「ahrefs」です。

キーワードエクスプローラーの簡単な使い方
ahrefsで各機能を使おうとしたものの、一部表記が英語で地味に困った覚えがあります。
キーワードエクスプローラーの使い方についてもスクリーンショットつきで書いておきます。
1.ahrefsログイン

2.「keyword explorer」選択
ダッシュボード上部メニューの「keyword explorer」を選択。

3.キーワード入力
キーワード入力画面。複数ある場合はカンマで区切ります。必要なら地域も変更。そして検索。

4.結果表示
分析結果が出ました。

分析結果を検討し実際に作ってみる
ではahrefsキーワードエクスプローラーでの分析結果をもとに、内容等を検討してきましょう。
ス 「ahrefs関連のキーワードでブログ記事を作成、できれば上位10位内をとること」を目標とします。
各分析の意味と内容をスクリーンショットつきで解説していきます。
キーワード難易度

オーガニック検索上位10位以内に表示させる難易度を100点満点で評価した数値。
難易度は5。ここだけ見るとかなり簡単そうに見えます。
しかしその下のテキストを見てください。
「トップ10にランクインするためには、参照ドメインが~6必要です」とあります。
つまり、「参照ドメインをあと6つ増やせれば、難易度は100点中5点」と言われているようです。
被リンクならまだしも、参照ドメインを6つ増やすことが簡単なわけないやろがい。
一方で上位サイトの中には、参照ドメインがさほど多くないところもあります。
つまり、本当に参照ドメインを獲得できたなら、上位に躍り出る可能性はあると言えます。
検索ボリューム

キーワードの月間平均検索回数。正確にはその推定値。
8.0Kなので8000です。まあまあありますね。
クリック数
検索結果ページで発生した平均クリック数。9.1Kなので9100です。
一般的に、固有名詞単体のキーワードは、情報収集を目的としたKnowクエリであることが多いです。
今のGoogle検索結果はAIの要約回答が表示されます。するとページを見ずとも疑問が解消されてしまいます。
その結果、Knowクエリのクリック数は検索ボリュームと比べて極端に少なく出ることがしばしばあります。
しかしahrefsはサービス名でもあります。サービス加入を検討するユーザーが、内容確認や契約の意図をもってページをクリックすることも多いはず。
よって、クリック数は検索ボリュームより少ないどころか多い結果となっています。
CPC
Google広告での対象キーワードの推定平均入札価格。キーワードのビジネス的価値も判断できます。
今回の重要度は低め。0.9ドル。
トラフィックポテンシャル

順位1位をとった場合、関連キーワードをふくめた全キーワードからのオーガニックトラフィック合計見込み数。
18Kなので18,000です。
グローバル検索ボリューム

データ内のすべての国での検索ボリューム。
今回は日本にのみ向けた記事のため、重要度低めです。
キーワード候補

サジェストキーワードなど。キーワードと検索ボリュームを確認できます。
順位履歴

キーワードの検索順位履歴の推移。日々変動する検索順位の推移を確認できます。
SERP概要

キーワード検索結果と各上位サイトの数値。ドメインパワー、被リンク数、トラフィック数、などが確認できます。
検討してみる
| キーワード | 検索ボリューム | 考え |
|---|---|---|
| ahrefs | 8,000 | 公式が強すぎる 上位サイトのドメインパワーが強すぎる |
| ahrefs 使い方 | 700 | ボリュームはちょうどよい 内容が似通って差がつけにくい |
| ahrefs 料金 | 450 | 公式を参照されそう |
| ahrefs 無料版 | 350 | 使ったことがない |
| ahrefs 無料 | 200 | 使ったことがない |
| ahrefsとは | 150 | 単体よりも網羅性のひとつとして書くのがよさそう |
| ahrefs できること | 50 | 機能が多すぎて書きにくい 労力とボリューム数が見合わなそう |
| ahrefs キーワードエクスプローラー 使い方 | 0-20 | ボリュームがなきに等しい |
「ahrefs」は多くの競合が狙うキーワード。今のドメインパワーでは太刀打ちできない可能性が高いです。
「ahrefs 使い方」はボリュームが一番よさそう。
しかし上位サイトを確認してみると、どこも内容が似通って差がつけにくそうです。最終的にドメインパワーでの戦いになりそう。
他省略。
方針決定。
「使い方」において関連性のある「ahrefs キーワードエクスプローラー 使い方」で観測気球的に記事を作成。
結果次第で「ahrefs 使い方」も作ってみる。
「ahrefs キーワードエクスプローラー 使い方」「ahrefs 使い方」でもう一度各分析結果を確認したり、上位サイトを確認して構成や要素などを調査したりして、作成を進めます。
まとめ
そしてできあがったのが、今読まれているブログ記事となります。
実際のところ、厳密にキーワードエクスプローラー機能だけで記事を作るのはかなり難しい。
この記事もなんやかんやでサイトエクスプローラーなどの機能を使用しています。ドメインパワーの確認などに。
検索順位を決める要素は、コンテンツの内容だけではありません。
サイトドメインの強さ(ドメインパワー)、ユーザー体験、E-E-A-T、さまざまな要素が組み合わさった結果が検索順位に反映されます。
当たり前ですが、本気でSEOを行うなら、コンテンツを作るだけでは不十分。
検索順位は多数の要素を複合して決まるため、各要素の分析ツールが必要となります。
ahrefsが人気なのは、SEOの多様な要素をこれひとつでさまざまな角度から分析できるから、なのが大きいです。もちろん精度も高い。
たとえば検索順位上位サイトは、弊社ドメインより強いサイトばかり。
仮にパーフェクトなコンテンツを作ったとしても、上位表示は結構厳しいところです。
一方で、上位サイトの中には参照ドメインがあまり多くないところもあります。
ドメインパワーはかなわなくても、参照ドメインをさらに獲得できれば、上位表示は叶うかもしれません。
競合との差を簡単に調べられるのも、競合調査に強いahrefsのメリット。
月額費もそこそこするahrefs、使い倒さなければ損。
あなたのahrefs使用のお役に立てたなら嬉しく思います。
じま / マーケター
マーケターとして入社しました。
SEOやコンテンツ、データアナリティングなどマーケティング業務をおこなっています。
美術鑑賞が好き。休日はたまに美術館や博物館へ出没します。
